中3模試の復習は何をする?結果返却後7日間のやり直し手順

公開日:2026年8月21日|執筆:吉敷(成績UPラボ代表・塾長)
模試の復習は、すべての問題を最初から解き直すより、間違いを原因別に分けて、次の7日間で直す問題を絞る方が進めやすくなります。
結果返却日は判定に一喜一憂する日ではなく、「次に取れる点」を見つける日です。答案、正答率、時間配分、前回比を順番に確認しましょう。
模試の復習で最初に見るもの
最初に合計点だけを見ると、「良かった・悪かった」で思考が止まりやすくなります。次の順番で成績表と答案を確認します。
- 答案:空欄、誤答、正解したが自信がなかった問題に印をつける。
- 正答率:多くの受験生が正解している問題を落としていないか確認する。
- 時間:最後まで解けたか、見直し時間があったかを本人に聞く。
- 前回比:受験者層や範囲の変化にも注意しながら、伸びた教科と停滞した教科を分ける。
判定や偏差値の見方も確認し、判定だけで復習内容を決めないようにします。
間違いを5つの原因に分ける
| 原因 | 答案の特徴 | 復習の方法 |
|---|---|---|
| 知識不足 | 用語、公式、単語を思い出せない | 教科書・学校ワークで意味と使い方を確認 |
| 解法不足 | 問題文は読めたが、式や手順が立たない | 解説を閉じ、手順を自分の言葉で再現 |
| 読み違い | 条件、資料、否定語を見落とした | 問題文に線を引き、根拠箇所を示す |
| 計算・記入ミス | 考え方は合っているのに答えが違う | 途中式、単位、符号、マークを確認する習慣を作る |
| 時間不足 | 後半が空欄、見直しができない | 大問ごとの時間を決め、途中で切り上げる練習 |
原因が違えば、必要な勉強も違います。知識不足に難問演習を重ねても、時間不足に暗記だけを増やしても、効率は上がりにくいでしょう。
結果返却後7日間の手順
1日目|答案を分類する
正解・惜しい・解説を見れば分かる・まだ分からないの4つに分けます。すべて解き直す必要はありません。
2日目|取りやすい失点を選ぶ
正答率が高いのに落とした問題、あと少しで正解できた問題を優先します。
3〜4日目|原因単元へ戻る
教科書、学校ワーク、授業プリントを使い、模試と同じ問題だけでなく基本問題も確認します。
5日目|類題を解く
数字や文章が変わっても解けるか、一問から三問程度で確認します。
6日目|時間を測る
失点した大問の一部を、本番に近い時間で解き直します。
7日目|記録を更新する
次の模試までに「できるようにする問題」を3つだけ残します。
5教科別の復習方法
| 教科 | 優先して見るところ | 今日できる復習 |
|---|---|---|
| 国語 | 漢字・語句、本文の根拠、記述の要素 | 正解の根拠に線を引き、記述は要素を分けて書く |
| 数学 | 計算、関数、図形、証明、文章題 | 途中式を残し、どの行で止まったかを特定する |
| 英語 | 単語、文法、長文、英作文 | 読めなかった文を音読し、主語・動詞・修飾を確認する |
| 理科 | 用語、実験、計算、資料の読み取り | 現象の理由を一文で説明し、公式だけの暗記を避ける |
| 社会 | 語句、地図・年表、資料、記述 | 用語を時代・地域・制度のつながりで整理する |
復習する問題の優先順位
- 正答率が高いのに間違えた問題:次回の得点に変わりやすい。
- 解説を読めば理解できる問題:解法を再現できるか確認する。
- 志望校の出題傾向に近い問題:記述、関数、長文など優先度を合わせる。
- 今の学年で学習済みの問題:未習範囲と混ぜず、既習の穴を先に直す。
- 難問:基礎と標準問題が安定してから、時間を決めて取り組む。
次の模試につなげる記録
記録は長く書かず、次の4項目だけで構いません。
| 記録項目 | 記入例 |
|---|---|
| 失点原因 | 数学・関数・式は立ったが計算で失点 |
| 次の行動 | 学校ワークの関数基本問題を5問解く |
| 確認日 | 3日後に白紙から解き直す |
| 次回の目標 | 数学の関数で途中式を残し、2問取り切る |
模試の結果が返るたびにこの記録を更新すると、点数の上下だけでなく、学習の改善点が見えます。
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よくある質問
- 模試の復習はいつまでにすればよいですか?
- 返却当日に答案を分類し、できれば1週間以内に原因単元の基本問題まで進めます。時間がなければ、まず取りやすい失点を一つ選びます。
- 模試の問題を全部解き直すべきですか?
- 全部ではなく、失点原因と優先順位をつけます。解説を読んでも難しい問題は、基礎問題へ戻ってから再挑戦します。
- 判定が悪かった場合も復習した方がよいですか?
- 判定に関係なく復習します。判定を変える材料は、答案から見つけた具体的な失点と次の行動です。
- 次の模試までに何を目標にすればよいですか?
- 「偏差値を上げる」だけでなく、「関数の基本問題を3問取り切る」「英語長文の設問根拠に線を引く」のように、答案で確認できる目標にします。
出典
高校受験実力判定模試の成績表・解答解説に関する案内、千葉県教育委員会資料(模試後の復習記録)を2026年8月21日に確認。
まとめ
中3模試の復習は、結果返却日に答案を分類し、7日間で原因単元を一つずつ直すと進めやすくなります。判定や点数を見て終わらせず、次の模試で確認する問題を3つ残しましょう。
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