テスト勉強や受験勉強の時に、順番通りにテキストを進めて行って、まとめの問題になると解けなくなってしまうという経験がある人も多いのではないでしょうか?これは、「解き方」は理解できているけど、問題の種類がゴチャ混ぜになってしまうと、どんな解き方をすればいいのかがわからず解けないためであることが多いようです。そこで今回は、どの解き方をするのかを考えながら問題を解くことで、実力を養える「インターリーブ学習法」をご紹介します!
様々な問題をゴチャ混ぜにして勉強する「インターリーブ学習法」
2007年にサウスフロリダ大学のローラーとケリー・テイラーは、小学4年生を対象にある実験を行いました。その実験では、24人を二つのグループに分けて、図形の問題を解かせました。
一つ目のグループには、問題の種類順に「面の数」→「辺の数」→「角の数」というように問題を解いてもらうようにした。その一方で、二つ目のグループには、問題をランダムに同様の問題数と問題を解いてもらうようにしました。
翌日に、全種類の問題をランダムにテストしました。その結果、前日にランダムに問題を解いたグループは、77%正解したのに対して、もう一方のグループの正解率は、38%でした。大きく差が出たんです。
このことから、ランダムに問題を解いていく方が、問題を解く以前に、どんな解き方をするのかを検討してから、問題を解く力が身についたということが言えます。
どの教科でも生かせる「インターリーブ学習法」
このランダムに問題を解いていく「インターリーブ学習法」は、算数や数学以外にも適用することが可能です。ぜひ、インターリーブ学習法を用いて、解き方を導く力を養ってください!