公開日:2026年8月21日|執筆:吉敷(成績UPラボ代表・塾長)

高校受験の三者面談は、先生から判定を聞くだけの場ではありません。志望校、内申・評定、併願校、これからの学習を、本人・保護者・学校で同じ言葉にそろえる場です。
質問を全部聞き切れなくても大丈夫です。面談前に「今日決めたいこと」を3つだけ書き、終わったら1週間以内に家庭の行動へ落とし込みましょう。
高校受験の三者面談では何を話す?
三者面談で扱う内容は学校や時期によって異なりますが、受験学年では次の4つが中心です。
| 話題 | 確認すること | 家庭で持参するとよいもの |
|---|---|---|
| 志望校 | 現在の学力・評定との距離、今後の見通し | 模試成績表、学校説明会のメモ |
| 内申・評定 | 現時点の見込み、提出物や授業で確認したいこと | 通知表、定期テスト、提出物の状況 |
| 併願校 | 受験資格、出願条件、進学する可能性を含む相性 | 候補校の募集要項・学費メモ |
| 学習計画 | 優先教科、過去問を始める時期、次回面談までの目標 | 1週間の学習記録、質問メモ |
進路を決める面談では、保護者が一方的に話すより、まず本人の希望や迷いを聞く形が合いやすいです。先生に伝えたい家庭の事情がある場合は、本人の前で話すか、別途相談するかも考えておきます。
三者面談前に準備する5項目
- 1
候補校を3種類に分ける:第一志望、現実的な候補、進学先として納得できる併願校に分けます。
- 2
現在地を数字で整理する:評定、模試の偏差値、教科別得点、過去問の結果を一枚にまとめます。
- 3
本人の希望を一文で書く:「大学進学」「部活動」「通学」「校風」など、譲れない条件を確認します。
- 4
質問を優先順位づけする:必ず聞く質問3つ、時間があれば聞く質問3つに分けます。
- 5
面談後の次の一歩を決める:帰宅後に何をするかまで、最後に先生へ確認します。
先生への質問リスト|そのまま使える聞き方
| 知りたいこと | 質問例 |
|---|---|
| 志望校との距離 | 「今の成績から見て、あと何を伸ばすと候補として考えやすくなりますか?」 |
| 内申・評定 | 「次の評定までに、授業・提出物・定期テストで確認したい点はありますか?」 |
| 併願校 | 「この地域や学校の制度で、出願条件として確認しておくことは何ですか?」 |
| 勉強の優先順位 | 「次の面談までに、家庭ではどの教科・単元を優先するとよいですか?」 |
| 本人の様子 | 「学校では、授業中や休み時間にどのような様子でしょうか?」 |
志望校・併願校は「受かりやすさ」だけで決めない
併願校は、合格したら実際に進学する可能性のある学校です。偏差値や合格可能性だけでなく、通学時間、校風、コース、学費、大学進学や専門分野、入学後の学習サポートを比べます。
同じ高校名でもコースによって授業内容や出願条件が違うことがあります。候補校を決める前に、私立高校の学費と授業料支援の確認記事で、授業料以外の費用も含めた見方を確認しておくと、面談で質問しやすくなります。
三者面談後7日間の動き方
- 1
当日:先生の話を「決まったこと」「保留」「家庭で調べること」に分けます。
- 2
翌日:候補校の公式情報を確認し、面談で聞いた制度や日程の出典を残します。
- 3
3日以内:模試・評定・答案を見て、次の7日間で直す単元を一つ決めます。
- 4
7日以内:本人が納得している点と迷っている点を聞き、必要なら学校や塾へ追加相談します。
面談直後に志望校を固定できなくても問題ありません。情報が不足している状態で急いで決めるより、「次に何を調べれば決められるか」を明確にする方が前に進みやすいです。
受験勉強の優先順位を面談から作る
先生から「数学を頑張ろう」と言われたら、教科名だけで終わらせず、原因まで細かくします。例えば、計算ミスなのか、関数の立式なのか、時間不足なのかで、次にする勉強が変わります。
| 面談で見えた課題 | 家庭での最初の行動 |
|---|---|
| 基礎単元の抜け | 教科書・学校ワークの基本問題を解き、間違いを一問ずつ記録 |
| 時間不足 | 大問ごとの時間を計り、解く順番を一度試す |
| 内申対策 | 提出物・授業準備・定期テスト範囲を確認 |
| 学習量の不足 | 平日と休日に最低限できる時間を決め、実績を記録 |
学習計画を家庭だけで組みにくい場合は、中学3年生向け通信教育の比較で、家庭学習型の選択肢と向いているタイプを確認できます。地域や志望校によっては、学校・塾・通信教育の役割を分ける方法もあります。
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よくある質問
- 三者面談で志望校を決めきれなくても大丈夫ですか?
- 大丈夫です。決められない理由を「情報不足」「学力との距離」「本人の希望」に分け、次に確認することを先生と整理します。
- 保護者はどこまで話せばよいですか?
- 家庭での学習時間、生活リズム、本人が不安に感じていることなど、学校だけでは見えにくい情報を簡潔に伝えます。
- 面談で聞き忘れたことがある場合は?
- 質問を整理して、担任の先生へ連絡方法を確認します。出願条件や日程は高校公式情報でも確認してください。
- 模試の判定が悪いと志望校を変えるべきですか?
- 1回の判定だけで決めず、内申、答案、残り期間、本人の意思を合わせて学校や塾と相談します。
出典
ベネッセ教育情報サイト|受験校を決定する三者面談前にするべきこと、進研ゼミ高校入試情報サイト|私立併願校の決め方を2026年8月21日に確認。制度・日程は各高校の公式情報を優先してください。
まとめ
三者面談は、受験の答えを一度で出す場ではなく、本人・家庭・学校の見通しをそろえる場です。質問を3つに絞り、面談後7日間で「調べること」と「勉強すること」を一つずつ始めましょう。
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