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やってきた宿題でわかる「伸びる生徒」と「伸びない生徒」の違い

学校や塾では、授業の予習や復習のために、「宿題」が出されることが多いです。「宿題」のやり方からその生徒が「伸びるか」それとも「そうでないか」がわかります。そこで今回は、伸びる生徒と伸びない生徒の宿題のやり方の違いについて、ご紹介します。

宿題のやり方の4パターン

宿題のやり方には、大きく分けて4パターンあると考えられます。

  1. 理解完璧型
  2. ×終了型
  3. 解答書き写し型
  4. 放棄型

上記の4つが宿題のやり方の4パターンです。いわゆる成績上位者(公立中学生の場合、5教科が400点前後以上)は、「1.理解完璧型」と「2.○ ×終了型」で、このパターンの生徒は、成績が伸びるもしくは好成績を維持することができると考えられます。一方で、成績が平均以下に多いのが、「3.解答書き写し型」と「4.放棄型」です。このパターンは、これまでの経験からいうと、成績の向上はかなり難しいと考えます。

では、それぞれのパターンの特徴を見ていきましょう。

1.理解完璧型

宿題の完成度:◎

当タイプの想定テスト点数(5教科):450点前後以上、偏差値:60以上

特徴:出された宿題を解いて、丸付けを行うことは当たり前に終えます。その後、できなかった問題について、何故出来なかったのかを解答に付属されている「解説」を読み、理解を図ります。解説を読むことによって、「理解できた問題」と「理解できなかった問題」が区別され、特に「理解できなかった問題」は、「解説のどの部分までは理解できていて、どこ以降から理解できなくなっているのか」が明確になっており、宿題提出時に、「この部分がわからない」とピンポイントで解説を求めてきます。

使用するテキストレベル:ハイレベル、発展問題を豊富に取り扱っているテキスト

2.○ × 終了型

宿題の完成度:○

当タイプの想定テスト点数(5教科):300点〜400点前後、偏差値:50 〜 60 程度

特徴:与えられた宿題を解答し、丸付けをするところまでは完了しています。しかし、不正解になっている問題への理解するアプローチが行われておらず、不正解の問題がわからないまま、宿題を提出する。

問題:宿題で間違えた問題を理解しようとするアプローチが取られていない
理由1:解説を読んで理解しようとする癖が付いていない
理由2:理解するのが面倒臭い

解決アプローチ:あえて、実力以上の問題を少なめに宿題として出し、出来なかった問題を解説を通じて理解するところまでを宿題とする。

3.解答未完型

宿題の完成度:△

当タイプの想定テスト点数(5教科):300点前後、偏差値:45 〜 50 程度

特徴:このタイプは、「答えを見ながら書き写している」もしくは「○付けをしていない」状態で、宿題を提出します。「答えを見ながら書き写している」場合、授業時に、宿題で正解している問題がわからないということで、答えを見ていることが発覚します。ただし、どちらも場合も、「宿題をしないといけない」という意識は働いており、宿題を出した講師や先生とのリレーションはある可能性が高いと評価することもできる。

問題:自ら問題を解答し、丸付けを行うことが出来ていない。
理由1:面倒臭い
理由2:間違えたくない

解決アプローチ
授業編:宿題の類似問題をその場で解答させて、「宿題→授業時に類似問題を解答」の仕組みを導入。
宿題編:宿題の量を減らし、「宿題を解答→丸付け→宿題提出→類似問題を解答→解答出来た→褒める」の仕組みを導入。

4.放棄型

宿題の完成度:×

当タイプの想定テスト点数(5教科):200 〜 300点、偏差値:45未満

特徴:出された宿題に手をつけていない、もしくは、中途半端に手をつけている状態で、宿題を提出。

問題:未完成で宿題を提出する
理由1:わからないから問題ができなかった
理由2:面倒臭い

→この場合は、先ほどご紹介した「3.解答未完型」と大きく異なります。それは、「講師や先生とのリレーションが出来ていない」可能性が高いということです。「講師や先生とのリレーション」が少なくとも出来ていれば、何回か「解答未完」状態で提出があったとしても、連続でその状態が続くことはないでしょう。もし、「解答未完」が続くのであれば、保護者であれば、塾や講師の変更を検討しても良いでしょう。また、校舎長は、すぐに講師変更を検討した方がよいでしょう。

最後に

保護者様であれば、ご自身のお子様の宿題のやり方を確認してみてください。

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