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教育資金

高校から大学卒業までの教育費はいくら?子どもの年齢別に必要額を解説

情報確認日:2026年7月17日

高校入学から大学卒業までは7年間あります。教育費は毎年同じではなく、高校入学時、大学受験期、大学入学時に大きな支払いが重なります。必要額を一つの総額だけで見ると、いつまでに現金を用意すべきか分かりません。進路別の幅を持たせ、支払時期ごとに分けて準備することが大切です。

先に結論
  • 高校費用は授業料だけでなく、入学金・通学・部活動・塾・受験費まで含めます。
  • 大学は国公立か私立か、学部、自宅通学か一人暮らしかで大きく変わります。
  • 高校3年秋から大学入学直後に、受験料・入学手続金・前期納付金が集中します。
  • 近い将来に使うお金は、値動きのある資産だけに置かないことが基本です。

高校から大学卒業まで、教育費はいつ増える?

家計への負担が増えやすいのは、高校入学前後と大学受験から入学までです。高校では制服、教材、端末、定期券、部活動用品が初年度に重なります。高校3年では模試、検定、予備校、受験料、交通・宿泊費が増え、合格後は入学金と授業料の納付期限が短い場合があります。

時期主な支出家計での準備
中3冬〜高1春受験料、入学金、制服、教材、端末合格前から現金で確保
高1〜高2学校納付金、通学、部活動、塾年間予算と毎月予算に分ける
高3模試、検定、受験料、交通・宿泊受験校数別に試算
大学入学時入学金、前期授業料、住居、PC納付期限前に換金済みにする
大学2〜4年授業料、教材、通学・生活費仕送りと家計負担を年次管理

高校3年間の費用を整理する

文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」では、全日制高校の学習費総額は公立が年額597,752円、私立が年額1,179,261円でした。学校教育費だけでなく、学校外活動費を含む全国平均です。単純な3倍は目安になりますが、入学年と受験年の支出差、2026年度の就学支援金、自治体支援、家庭ごとの塾利用は別に考える必要があります。

私立高校の費用項目は私立高校3年間でいくらかかる?で整理しています。制度による軽減は私立高校無償化で本当に負担はゼロ?も確認してください。

大学4年間の費用は進路で変わる

大学費用は、学校へ納める学費と、通学・生活にかかる費用を分けます。文部科学省の令和5年度調査では、私立大学の初年度学生納付金等の平均は全体で1,365,281円、文科系で1,194,841円、理科系で1,530,451円でした。医歯系はさらに高く、実験実習費や教材費も学部で異なります。

国公立大学も授業料だけで終わりません。受験料、入学料、教科書、PC、実習、資格課程、交通費が必要です。一人暮らしなら、敷金・礼金、引っ越し、家具家電、家賃、光熱費、食費を追加します。JASSO「学生生活調査」は学費と生活費を含む学生生活費の把握に役立ちますが、地域や住居形態で差があるため、志望校周辺の家賃も個別に調べましょう。

進路別の総額シミュレーション

以下は計画方法を示す編集部試算です。実在校の請求額や将来の物価を保証するものではありません。高校は通学・学校外活動を含む仮定、大学は学費・生活費を家庭条件別に仮置きしています。

ケース高校3年間大学4年間7年間の目安
公立高+国公立大・自宅180万円360万円540万円
私立高+私立文系・自宅300万円520万円820万円
私立高+私立理系・自宅360万円650万円1,010万円
私立高+私立大・一人暮らし360万円900万円1,260万円

総額をそのまま貯める必要があるとは限りません。高校在学中の収入から払う部分、給付型奨学金、貸与型奨学金、教育ローン、本人のアルバイトなどを分け、家計からいつ、いくら出すかを確認します。ただし、借入れは返済額と期間を必ず試算してください。

学年別に準備する金額を分ける

中学生まで

高校入学費と大学入学時の資金を優先します。高校受験の候補校ごとに、合格後の納付期限と延納制度を一覧にしてください。児童手当等を教育費へ回す場合も、生活防衛資金とは口座を分けると進捗が見えます。

高校1〜2年

志望分野を広く置き、国公立・私立、文系・理系、自宅・一人暮らしの複数案を作ります。オープンキャンパス、模試、検定、予備校など、進路を決めるための費用も年間予算へ入れます。

高校3年

使う時期が近いため、入学金や前期納付金に充てる資金は現金化の時期を決めます。併願校へ入学金を納める可能性、受験日程に伴う交通・宿泊、入学後のPC購入も含めて資金繰りを作ります。

奨学金・教育ローンを考える前の確認

  • 給付型か貸与型か
  • 貸与型は無利子か有利子か
  • 申込時期と家計基準・学業基準
  • 卒業後の毎月返済額と返済期間
  • 途中退学や留年時の扱い
  • 教育ローンと奨学金の借主の違い

JASSOの進学資金シミュレーターや学校の奨学金窓口を活用し、採用を前提にしすぎない資金計画を作ります。大学独自の減免や自治体制度もありますが、申請期限や併用条件を公式情報で確認してください。

教育費準備のチェックリスト

  • 高校・大学の候補を複数パターンで置いた
  • 学校納付金と生活費を分けた
  • 大学受験から入学までの現金需要を確認した
  • 一人暮らしの初期費用と毎月費用を入れた
  • きょうだいの進学時期が重なる年を確認した
  • 奨学金・教育ローンの返済を試算した
  • 生活防衛資金を教育費と分けた
  • 年1回、進路と金額を見直す日を決めた

よくある質問

高校から大学卒業までに最低いくら必要ですか?

進路、通学、自宅外生活、塾利用で差が大きいため一律の最低額は示せません。候補進路を二つ以上置き、学校納付金と生活費を分けて試算してください。

私立高校無償化なら高校費用は準備不要ですか?

就学支援金は授業料に充てる制度です。入学金、施設費、制服、教材、端末、通学、部活動などは原則として別に準備します。

大学費用は学費だけ見ればよいですか?

学費に加え、受験料、交通、教材、PC、通学、一人暮らしなら住居費と生活費を確認します。

教育費はいつまでに現金化すべきですか?

納付期限から逆算します。高校3年で使う入学金・前期納付金など、近い時期の資金は価格変動を避けられる形へ移すことを検討します。

奨学金を前提にしてもよいですか?

採用条件と時期があるため、採用されない場合も含めて計画します。貸与型は卒業後の返済額まで確認してください。

きょうだいがいる場合はどう計画しますか?

一人ずつの総額に加え、入学年が重なる時期を確認します。家計の年間キャッシュフローで支払いの集中を見える化してください。

まとめ

高校から大学卒業までの教育費は、一つの総額より支払時期が重要です。高校入学、大学受験、大学入学の三つの山を先に現金で確保し、残りを毎年の収入と長期準備で分担します。年に一度、進路と物価、制度を公式情報で見直しましょう。

家計と進路を一緒に整理する

教育費は進路選択と切り離せません。資金の置き場所は教育費は貯金とNISAのどちらで準備する?で確認できます。学習状況や受験校の考え方を整理したい方は成績UPラボへ相談してください。

住宅費・教育費・老後資金をまとめて見る

教育費・住宅費・老後資金をまとめて考える方法では、高校から大学までの費用を住宅ローンの返済予定表と重ねて確認できます。

参考資料

教育費の個別テーマを確認した後は、教育費全体の準備の順番を整理したロードマップで、生活防衛資金・近く使う教育費・長期資金の優先順位も確認できます。

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