―「やる気」ではなく「順番」と「やり方」を変える―
千葉県公立高校入試まで、残り3週間。
この時期になると、
- 何をやればいいかわからない
- 勉強しているのに点が伸びない
- 不安で集中できない
という声が、受験生・保護者の双方から多く聞こえてきます。
結論から言うと、残り3週間でも点数は十分に伸ばせます。
ただしそれは、「勉強時間を増やす」ことではなく、
やる時間帯・やる単元・やり方を正しく選ぶことが前提です。
① 勉強時間は「長さ」より「タイミング」で決まる
人の集中力・思考力には波があります。
残り3週間は、この波を利用します。
■ 思考力・理解力が必要な勉強に向く時間帯
- 起床後 2〜3時間
- 15時前後(眠くない日)
- 20時前後
この時間帯にやるべきことは明確です。
- 思考力が必要な問題
- 理解があいまいな単元
- 苦手教科・苦手分野
- 記述・理由説明・読解問題
👉「考える勉強」は、この時間帯以外ではやらないくらいでOKです。
■ 暗記に向く時間帯
- お腹が空いている時間(昼前・夕食前)
- 就寝前
- 起床直後
この時間帯は、
- 理科・社会の用語
- 英単語
- 漢字
- 年号・語句
など、考えなくていい暗記専用に使います。
👉「暗記は集中力がいらない時間にやる」
これだけで、勉強効率は一段階上がります。
② 勉強する単元は「模試」で決める
残り3週間で、新しい教材に手を出す必要はありません。
使うのは、これまで受けてきた模擬試験だけです。
■ 着手すべき単元の選び方
進学研究会のV模擬などでは、
- 正答率が高いのに間違えている問題
- 「本当は正解したい」問題(★がついている問題)
があります。
👉 まずやるべきは、正答率が高いのに取れていない単元・問題。
これはつまり、
- 「実力はある」
- 「ちょっとしたズレで落としている」
という状態です。
残り3週間で最も点数に直結します。
③ 3週間で“伸びやすい”教科・分野
■ 理科
生物・地学
- 用語中心
- 構造がシンプル
- 暗記×確認で点になりやすい
👉 ここは「知っているかどうか」で点が決まります。
■ 社会
全体的に伸ばしやすいが、順番が重要
- 正答率が高いのに点が取れていない単元から着手
- 細かい知識より「基本用語+因果関係」
👉 「できるはず」を「取れる」に変える教科です。
■ 国語(現代文)
やり方を固定すると、一気に安定します。
現代文の基本フロー
① 情報収集
② 文章読解
③ 問題解答
多くの生徒が②→③を最後までまとめてやっていますが、
おすすめは次のやり方です。
■ おすすめの読み方
- 各段落を読む
- その時点で解ける問題がないか確認
- 解ける問題があれば、そこで解く
- なければ次の段落へ
👉 これで時間短縮+読み直し防止になります。
■ ①情報収集が実は一番重要
- 出典名を見る → テーマ・話題を推測
- 設問を見る → キーワード・人物・論点を把握
- 読む前に「こういう話だろう」という要約を頭に作る
特に、
- 設問文の中にある説明文
- 傍線部の前後説明
は、文章全体の要約になっていることが多いので必ず読んでから本文に入ります。
👉 これは理解だけでなく、メンタルの安定にも効きます。
④ 勉強の本質は「ドリル」にある
勉強もスポーツも同じです。
大事なのは、
- 長時間やること
ではなく - コツや感覚をつかい、それを体に染み込ませること
ここでいうドリルとは、小学生の計算ドリルのような作業ではありません。
■ 受験直前期のドリルとは
- 「あ、これか」
- 「そういうことか」
という腑に落ちる直前の感覚を、
- 類題
- 似た問題
- 形式違い
で繰り返すこと。
👉 時間よりも、「納得できたか」を基準にしてください。
⑤ 試験直前期の“とっておき”ティップス
- 新しいことはやらない
- ノートを増やさない
- 「できなかった理由」を1行で言語化する
- 前日に詰め込まない
- 当日は「いつも通り」を最優先
そして一番大事なのは、
「自分は、もう十分やってきた」
と、自分で思える状態を作ることです。
最後に(保護者の方へ)
この3週間で必要なのは、
- 叱咤激励より
- 正論より
- 量の管理より
「環境」と「安心感」です。
「もう少しだね」
「ここまでよくやってきたね」
この一言が、最後の伸びを引き出します。
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