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国語・現代文が苦手な人におすすめの勉強のコツとは⁈

「国語や現代文が苦手…」というお子さんをお持ちの親御さんや生徒さんも数多くいるはずです。実は、筆者も大学受験の勉強をするまでは、国語が大の苦手でした。それが、大学受験の勉強で「あること」を始めて、少しずつ現代文の成績が上がるようになりました。そこで、今回は、国語や現代文の苦手な人におすすめの勉強術をご紹介します!

国語や現代文が苦手な理由とは⁈

勉強ができない

【指示語を代入しない(特に、小中学生に多い)】

国語や現代文が苦手な初歩的な理由は、「指示語を代入していない」からです。例えば、文の中に、「あなたは、それを投げた。」という文があります。単文であれば、「それ」という指示語に疑問を持ち、「それ」に当てはまるものを意識的に考えようとします。何故かというと、そんなに難しくなさそうだからです。

しかし、何行も文章が連なった場合、「早く次を読まないと終わらない」というプレッシャーから、この指示語に具体的な内容を代入しないまま、先に進んでしまい、いくつもの指示語をこのように飛ばした結果、どんな文章かを理解していないという状況に陥ってしまうのです。

実は、ここで立ち止まっている大学受験生もかなりいるのも確かです。

【文の重要な要素を理解していない】

日本語の文の基本は、「主語(S)+目的語(O)+述語(V)」です。もちろん、述語には、「走る」や「立つ」などのように、「主語 + 述語」で完結する「自動詞」と呼ばれるものもあります。しかし、現代文で問題に問われるような述語は、「〜を」と「〜に」の目的語を伴う「他動詞」です。ここでポイントなのは、文章で重要な要素である「目的語」に意識・注意して読むということなんです。

英語の基本文型(第三文型)を思い出して欲しいのですが、「主語(S)+動詞(V)+目的語(O)」の並びだったのを覚えていますでしょうか?英語が一番わかりやすいのですが、文の重要な要素(=目的語)は、後ろに来るんですね。これを『新情報』と言ったりします。文章を書く時、日本語の文章であっても、「倒置法」のように、大事なことは、後ろの方にありますよね。ただ、通常の日本語の場合、目的語は、ちょうど主語と述語に挟まれてしまって、重要であるという意識が薄らいでしまうんです。

なので、「目的語」は注意して読む必要があるんです。

【段落の意味を理解していない(特に高校生・大学受験生)】

各段落には、「テーマ」が決められています。その「テーマ」を、段落を読み終えて、まとめておらず、選択肢問題や書き抜く問題にあたって、もう一度、文章を読むところから始めてしまう人が五万といます。それでは、時間をロスしてしまうのと、せっかく読んだはずの文章を忘れてしまいます。

せっかく筆者が、「テーマ」ごとに文章を分けているのであれば、それを理解しようとすることが大切です。

【文章を読む・解く流れが定着していない(特に高校生・大学受験生)】

現代文は、たくさん問題を解けば、成績が上がるという教科ではありません。むしろ、問題をたくさん解くというよりも、「一つの文章を読んで、解答するという決まった流れ」を確実にすることで、成績が上がりやすくなるのです。

どういうことかというと、国語(特に現代文)ができない生徒に、ヒアリングを取ったところ、「文章を読んで、どのタイミングで、問題に目を移すのか」が決まっていない生徒が多かったのに対して、国語で得点を稼ぐことができている生徒は、この点がしっかりと固まっていました。

国語が苦手な生徒やその保護者がやってしまいがちな「行動」とは⁈

「国語は、本をたくさん読めば出来るようになる!」と思っていらっしゃる生徒や保護者様が多くいらっしゃいますが、あくまでも私の経験上、それは難しいと思います。

確かに、読む力は養われるかもしれませんが、「文章を読解して解答する力」とは、異なります。ですので、本を読むことに価値はありますが、「本を読む=現代文の成績が上がる」かという点は、名言できないように思われます。

国語・現代文は、「読解+問題解答」でいかに点数を稼ぎ出すことが出来るかどうかの試験です。本を読むというのは、この「読解」の部分には、確かに寄与しますが、「制限時間が与えられて、解答する」という得点化する部分が試験では大切なため、一概に、「本を読む=現代文の成績が上がる」と言えないのが現状かと思います。

そのため、読解はもちろんのこと、いかに、「文章を読解する→問題を解く」フローを定着させるのかが重要であると言えるわけです。

現代文を上げる勉強方法

勉強シーン

①「ん?どういうこと?」・「Why?」の思考を習慣化

現代文は、いかに、「ん?どういうこと?」や「何故こう言ってるんだ?」という「引っ掛かって読む」癖が付いている生徒は、得点が伸びやすいです。どういうことかというと、国語・現代文は、「結論」を最初に言って、それをどんどん紐解いていく科目です。なので、文章の最初は意味が具体的にわからなくてもいいんです。むしろ、その「意味わからない」に対して、愚直に、「ん?どいうこと?」・「何故こう言ってんだ?」と、問題に対して、ツッコミを入れながら、読み進めていく科目なんです。

ただ、「ん?どういうこと?」や「何故?」を文章で実践するのが難しいと思いますので、例えば、CMを見ながら、「〇〇のCMってなんで、この女優さんを採用しているんだろうね?」だとか、本のカバーを見て「なんでこの本、この色で背景書いているんだろうね」と、身近なものへの「何故?」から始めることをおすすめします!

②各段落を読み終えたら、30秒立ち止まって、段落の内容のまとめ

「30秒」で構いませんので、読んだ段落で筆者が言いたかったことをざっくりまとめてみましょう。その時に、「ん?どういうこと?」・「何故こう言ってんだ?」という箇所に目を通しておくことが大切です。その段落を読み終わってその箇所がわかるということも多々ありますので、これはやっておいて損はないでしょう。

③「文章の読解 → 問題解答」のフローの定着

文章の読解から問題解答までのフローを定着させることは、特に受験生にとっては、大切です。これは、これまで教えてきて現代文の成績が上がったフローなので、もし「国語・現代文ができない」生徒やその保護者様は、実践してみてください!

  1. (文章の冒頭にあらすじ書きがある場合)最初に、あらすじを見て、どんな内容なのをか把握しておく
  2. 「出典名」と「注釈」から、どんな内容かに検討をつける
  3. 問題に目を通し、漢字の問題が出題されている時は、その場で解ける問題は解いてしまう
    ※選択肢の問題は、「さらっと」で構いません。ワードだけ拾っておくことに留めてください。
  4. 文章を各段落ごとに読解していき、各段落読み終わったら、「30秒」どんな内容の段落だったのか簡単にまとめる。
  5. 解けそうな問題がないかを確認し、解いてみる。
    ※ただし、1分〜1分半程度で、解けそうもない場合は、ヒントが他の段落にある可能性が高いので、次の問題もしくは、次の段落に進む。
  6. (選択肢問題の注意)選択肢を見る前に、どんな内容の解答になりそうかを考えておく。そのあと、選択肢を見て、残り2つの選択肢までは、正しくないものを「消去」していく。ラスト2択になったところで、「怪しい箇所」が少ないものを選択するようにする。

最後に

現代文は、「文章読解」と「解答力」と「語彙力」の3つの要素で、点数を稼ぐゲームのようなものです。この3つの要素をバランスよく養いながら、高得点、高偏差値を目指しましょう。

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