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定期テスト・勉強法

暗記は右手?左手?覚える・思い出すときの手と記憶術のやり方

更新日:2026年8月29日

先に結論|覚える前は右手、思い出す前は左手

結論から言うと、暗記では覚える前に右手、思い出す前に左手を握る方法が研究で報告されています。右手で覚える準備をし、左手で思い出す合図を作るイメージです。

ただし、これは「右脳だけ」「左脳だけ」で暗記が決まるという意味ではありません。脳の働きは単純な右脳左脳論で説明できないため、手を握る方法は、英単語や理社用語を覚える前後の集中の合図として使うのが現実的です。

先に答えると、暗記は覚える前に右手、思い出す前に左手を約90秒握る方法として報告があります。ただし、効果は補助的で、主役は答えを隠して思い出す練習です。

暗記は右手、思い出すときは左手を握ると覚えやすい」

この手を握る記憶術を見かけて、英単語や理社の暗記に使えるのか気になっている人も多いと思います。

先に結論

手を握る記憶術は、覚える前に右手・思い出す前に左手を約90秒握る方法です

研究として報告されているのは「右手を握って覚え、左手を握って思い出すと、記憶成績がやや良かった可能性がある」という範囲です。右手と左手を使えば暗記が完成する、という意味ではありません。

  • 覚える前:右手を軽く握る
  • 思い出す前:左手を軽く握る
  • 時間:元の研究では約90秒
  • 使い方:暗記の主役ではなく、勉強開始と小テストの合図として使う

ただし、握るだけでは足りません。テストの点数につなげる土台は、答えを隠して思い出す練習と、日にちをあけて復習することです。

手を握る記憶術は本当に効く?

元になっているのは、ルス・プロッパー氏らによる2013年のPLOS ONE論文「Getting a Grip on Memory」です。右利きの成人を対象に、ゴムボールを握る手の条件を変え、単語リストの記憶を調べました。

研究では、覚える前に右手、思い出す前に左手を握ったグループで、記憶成績が良かった可能性が報告されています。握る時間は約90秒です。

ここで大事な注意点:この研究は面白い結果ですが、学校の定期テストや入試そのものを調べたものではありません。参加者数も大きくはなく、「右手を握れば覚えられる」と決めつけることはできません

また、「右手=左脳=記録」「左手=右脳=思い出す」という説明は、一つの仮説として紹介されることがあります。ただし、脳の働きはそこまで単純ではありません。右脳・左脳の話を断定的に使うより、暗記前後の合図として使うくらいが安全です。

英単語・歴史年号・理社用語での使い方

この記事を読みに来る人の多くは、「テスト前に暗記を少しでも楽にしたい」という目的だと思います。そこで、手を握る方法は小さな範囲の暗記に絞って使います。

英単語で使う場合

英単語は10語ずつに区切ります。覚える前に右手を軽く握り、日本語の意味と発音を確認します。その後、意味を隠して、思い出す前に左手を軽く握ります。

大切なのは、左手を握ることより、答えを見ないで思い出す時間を作ることです。英語から日本語、日本語から英語の両方で確認すると、テストで使いやすくなります。

歴史年号で使う場合

年号は、数字だけを覚えると抜けやすくなります。たとえば「1192」だけではなく、「鎌倉幕府」「源頼朝」「何が変わったか」まで一緒に思い出します。

右手を握るのは覚える前の合図、左手を握るのは「年号だけでなく出来事まで言えるか」を確認する合図にします。

理科・社会の用語で使う場合

理社用語は、一問一答だけで終わらせないことが大切です。用語を見て説明できるか、説明を見て用語を言えるか、原因と結果をつなげられるかを確認します。

暗記の時間帯に迷う場合は、夜に覚えて朝に思い出す暗記の流れもあわせて確認してください。

暗記しているのに点数につながらない子へ

英単語や理社を何度も見ているのに、テストで思い出せない場合は、暗記量ではなく「思い出す練習」と「翌日の確認」が足りないことがあります。

幕張本郷・幕張西周辺の方は、今の暗記のやり方、学校ワーク、定期テストまでの日数を見ながら、何から直すかを一緒に整理できます。

もっと効く“実証された”暗記法

手を握る方法は、試してもよい補助です。ただし、暗記の中心に置くなら、より研究の蓄積がある方法を優先した方が安全です。

手法効果の確からしさ使う場面なぜ役立つか
手を握る記憶術補助的。小規模研究で報告あり暗記開始と小テスト前の合図勉強の切り替えルーティンとして使いやすい
テスト効果高い方法として整理されている英単語、漢字、理社用語、重要語句答えを見ずに思い出すことで、分かったつもりを見つけやすい
分散学習高い方法として整理されている定期テスト2週間前、英単語帳、社会の範囲復習同じ日に詰め込むより、日にちをあけて確認する方が忘れにくい
声に出す実践しやすい補助英単語、古文単語、漢字の読み目だけでなく音も使うため、確認の手がかりが増える
書いて確認する教科によって有効漢字、英作文、理社の記述、数学の公式実際に答案で必要な形まで確認できる
睡眠を挟む記憶固定との関係が研究されている夜に覚えて翌朝に小テスト睡眠不足を避けることで、翌日の思い出す力を守りやすい

Dunloskyらの2013年レビューでは、いくつかの学習法の中で、練習テスト分散学習が有効性の高い方法として整理されています。つまり、手を握ることよりも、「見ないで思い出す」「日をあけてもう一度確認する」ことを優先した方が、テスト勉強では使いやすいです。

分散して復習する考え方は、インターリーブ学習の記事でも扱っています。暗記のコツをまとめて知りたい場合は、テスト前に使いたい暗記術へ進んでください。

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今日からの暗記ルーティン

手を握る方法を、実証されている暗記法へ橋渡しするなら、次の型で十分です。

覚えるものを10個だけ選ぶ

英単語10語、歴史年号5〜10個、理科用語10個など、小さく区切ります。

右手を軽く握って、暗記を始める

90秒を目安にしても構いませんが、痛いほど強く握る必要はありません。「ここから覚える」という合図にします。

意味・関係・例文を確認する

英単語なら発音と意味、理社なら原因と結果、年号なら出来事の流れまで見ます。

左手を軽く握って、答えを隠して小テストする

ここが一番大事です。思い出せなかったものだけに印をつけます。

翌日に1問だけ再テストする

全部やり直す前に、昨日間違えたものを1問でも思い出します。これが分散学習になります。

定期テスト前は、暗記だけでなく学校ワークや提出物との順番も大切です。2週間前からの組み方は、定期テスト対策ページで確認できます。集中の入り口を整えたい場合は、シータ波と勉強の記事も参考になります。

暗記は右脳・左脳どちらが関係するの?

記憶には右脳・左脳の両方を含む複数の働きが関係します。PLOS ONEの手を握る研究では、右手を握ることで左半球、左手を握ることで右半球の活動に関わる仮説が背景にありますが、「暗記は右脳だけ」「思い出すのは左脳だけ」と断定できるものではありません。勉強では、右脳左脳を意識しすぎるより、覚える前に集中し、覚えた後に隠して思い出す練習を入れる方が重要です。

なお、授業中の落書きのように手を動かす「ドゥードリング勉強法」と混同されることがありますが、本記事の中心は、覚える前後に片手を握る研究と暗記手順です。ドゥードリングは集中を保つ工夫として別に考えます。

よくある質問

手を握る記憶術は本当に効きますか?

小規模研究で、右手を握って覚え、左手を握って思い出す条件が良かった可能性は報告されています。ただし、成績向上を保証する方法ではありません。暗記の補助として考えてください。

英単語にはどう使えばいいですか?

10語ずつに分け、覚える前に右手、意味を隠して思い出す前に左手を軽く握ります。大切なのは、最後に答えを見ずに小テストすることです。

右手と左手はどっちがどっちですか?

元の研究で良かった可能性が示されたのは、覚える前に右手、思い出す前に左手です。ただし、主に右利き成人を対象とした研究なので、左利きの人や中学生にそのまま当てはまるとは限りません。

握る強さや秒数はどれくらいですか?

元の研究では約90秒ゴムボールを握っています。勉強で試す場合は、痛みが出ない程度に軽く握り、暗記開始や小テスト前の合図として使ってください。

もっと効く暗記法はありますか?

優先したいのは、答えを隠して思い出す練習と、日にちをあけて復習することです。手を握る方法は、その前後の切り替えとして使うと無理がありません。

幕張本郷・幕張西周辺で、テスト前の暗記が間に合わない方へ

「覚えているのに点が取れない」「テスト前だけ詰め込んで忘れる」場合は、暗記法だけでなく、学校ワーク、復習日、確認テストの順番を見直す必要があります。

成績UPラボでは、今の学習状況を見ながら、次の定期テストまでに何を優先するかを一緒に整理します。

まとめ|手を握る記憶術は、暗記の入口として使う

「暗記は右手、思い出すときは左手」という手を握る記憶術には、元になった研究があります。ただし、研究の条件は限られており、誰にでも同じ効果が出ると断定できるものではありません。

テスト勉強で大切なのは、右手・左手を正しく覚えることより、答えを隠して思い出し、翌日もう一度確認することです。

手を握る方法は、暗記前後の合図として使いましょう。そのうえで、英単語、歴史年号、理社用語を小さく区切り、思い出す練習へつなげると、薄い暗記ではなく点数につながる暗記に近づきます。

注意:本記事は学習法に関する一般情報です。手を握る方法や睡眠と記憶に関する研究は、学習成果を保証するものではありません。体調に不安がある場合は無理に行わず、医療的な相談が必要な場合は専門家に相談してください。

参考資料

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