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内申点

中学生の内申点を上げるには?定期テスト・提出物・授業態度の優先順位

先に結論

中学生の内申点を上げるには、まず「定期テスト」「提出物」「授業態度・小テスト」の3つを同時に整える必要があります。特に評定3から4を目指すなら、定期テストだけを上げるより、提出物の期限・完成度・授業中の反応をそろえる方が早く結果につながることがあります。

次の通知表まで時間が少ない場合は、まず5教科の提出物と小テストを崩さず、実技4教科も「期限内提出」と「授業内の取り組み」を落とさないことを優先しましょう。

目次

内申点は定期テストだけで決まらない

「テストはそこそこ取れているのに、通知表が思ったより上がらない」

中学生の保護者からよく聞く相談です。原因は、内申点が定期テストの点数だけで決まるものではないからです。

学校の評価では、知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度といった観点が見られます。実際の学校生活では、定期テスト、単元テスト、小テスト、ワーク、ノート、レポート、授業中の発言や取り組みが総合されます。

つまり、定期テストで80点を取っても、提出物が遅れたり、空欄が多かったり、授業中の取り組みが弱かったりすると、評定が伸びにくいことがあります。

評定3から4を目指す優先順位

内申点を上げたい時に、全部を完璧にしようとすると続きません。まずは次の順番で整えましょう。

優先順位 やること 理由
1 提出物を期限内に出す 評価対象から外れにくくするため
2 定期テストの平均点超えを狙う 評定の土台になるため
3 小テストを落とさない 日頃の理解度を示せるため
4 授業中の反応を増やす 主体的な取り組みとして見られやすいため
5 実技4教科の提出物を守る 高校受験では差になりやすいため

評定3から4を目指す段階では、「すごく目立つこと」より「落としている評価を減らすこと」が大切です。

提出物で評価を落とさないコツ

提出物は、出せばよいだけではありません。先生が見ているのは、期限、量、直し、字の読みやすさ、空欄の少なさです。

特に学校ワークは、答えを写して終わりにすると、テストにも評価にもつながりにくくなります。最低限、間違えた問題に印をつけ、赤で正解を書き、もう一度解いた跡を残しましょう。

提出物で意識したいポイントは次の通りです。

  • 期限の前日ではなく2日前に終わらせる
  • 空欄を残さない
  • 丸つけと直しをセットにする
  • 雑な字で読めない状態にしない
  • 提出範囲のページ番号を親子で確認する

定期テスト前に学校ワークが終わらない場合は、先にこちらの記事で立て直し方を確認してください。

学校の先生の評価を上げるには、主体性を見える形にする

内申点を上げたい時に大切なのは、先生に気に入られるための小手先の行動ではありません。実際に取り組んでいることを、先生が評価しやすい形で見えるようにすることです。

学校の評価は、大きく「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で見られます。定期テストで反映されやすい観点もありますが、「主体的に学習に取り組む態度」は、日頃の授業、提出物、振り返り、質問、粘り強い取り組みなどから判断されやすい部分です。

文部科学省も、「主体的に学習に取り組む態度」では、粘り強く取り組む側面と、自分の学習を調整しようとする側面を見ると説明しています。つまり、ただ静かに座っているだけでなく、「分からないところを見つけ、やり方を変え、次に生かしている」ことを示せると評価につながりやすくなります。

先生に伝わりやすい4つの行動

行動 具体例 評価につながりやすい理由
提出物を期限内に出す ワーク、ノート、レポートを締切前に出す 学習への責任感が見えやすい
授業で発言・質問をする 分からない問題の場所を示して質問する 参加していることが具体的に伝わる
振り返りに工夫を書く 「検算した」「前の単元と比べた」と書く 学習を調整した過程が残る
教科担当と接点を持つ 授業後に短く質問する、提出前に確認する 困りごとや努力が見えやすい

特におすすめなのは、振り返りシートやワークの余白に「何をどう工夫したか」を一言だけ書くことです。

たとえば、次のように書けます。

  • 数学:前回は符号ミスが多かったので、最後に符号だけ検算した。
  • 英語:不定詞と動名詞を混同したので、例文を2つに分けて覚えた。
  • 理科:実験結果を丸暗記せず、なぜそうなるかを図にした。
  • 社会:人物名だけでなく、出来事の理由を一文で説明した。
  • 国語:記述問題で、本文のどの言葉を根拠にしたか線を引いた。

これは自己調整学習に近い考え方です。自分の学習状況を見て、やり方を変え、結果を振り返る。こうした過程が提出物や振り返りに残ると、先生も「主体的に取り組んでいる」と判断しやすくなります。

印象を良くするより、取り組みの証拠を残す

挙手、グループワークでの発言、あいさつ、授業後の質問などは、先生から見た印象を良くしやすい行動です。人は接触回数が増えると相手に親しみを持ちやすいことがあり、また一つの良い印象が全体の評価に影響することもあります。

ただし、内申点対策として大事なのは、印象だけを操作することではありません。中身が伴わないアピールは長続きしませんし、先生にも伝わります。

目指すべきなのは、「実際に努力していることが見える状態」です。質問をするなら、何が分からないかを示す。提出物を出すなら、直しや振り返りまで残す。授業で発言するなら、正解を当てに行くだけでなく、考えた途中も伝える。

この形にすると、先生の主観的な観察に任せきりにせず、自分の取り組みを評価材料として残しやすくなります。

授業態度で見られやすいポイント

授業態度というと、「手を挙げて発表しないといけない」と思いがちです。もちろん発表はプラスになりやすいですが、全員が毎時間発表できるわけではありません。

まずは、先生から見て「授業に参加している」と伝わる行動を増やすことが大切です。

  • 先生の説明を聞く時に顔を上げる
  • ノートを写すだけでなく、先生の補足を一言メモする
  • ペアワークや実験で役割を持つ
  • 分からない問題に印をつけて質問する
  • 小テスト前に前回内容を見直す

大きなアピールより、毎時間の小さな行動の積み重ねです。特に評定3の生徒は、授業中に「分からないまま静かに終わる」ことが多いので、質問やメモを増やすだけでも変化が出やすくなります。

実技4教科を後回しにしない

内申点を上げたい時、英語・数学・国語・理科・社会ばかりに目が行きます。しかし高校受験では、音楽、美術、保健体育、技術家庭の評定も大切です。

実技4教科は、定期テストの点数だけでなく、授業中の制作物、実技、レポート、提出物が評価につながります。苦手だからといって放置すると、5教科で頑張った分を打ち消してしまうことがあります。

実技4教科では、次の3つを守りましょう。

  • 作品やレポートを期限内に出す
  • 授業中に止まっている時間を減らす
  • テスト範囲の用語だけは早めに覚える

実技が得意でなくても、期限と取り組みで落とさないことはできます。

14日間で立て直す行動計画

次の通知表までに少しでも評価を上げたい場合は、まず14日間で行動を変えます。

日数 やること
1日目 9教科の提出物・小テスト予定を書き出す
2〜3日目 未提出・遅れそうなものを先に処理する
4〜6日目 英数の小テスト範囲を毎日15分復習する
7日目 ワークの空欄と直し漏れを確認する
8〜10日目 実技4教科のレポート・作品を進める
11〜13日目 定期テスト範囲の基本問題を解き直す
14日目 先生に確認すべき提出物・評価物がないか見直す

ポイントは、テスト勉強だけでなく、提出物と授業中の行動まで変えることです。

保護者が手伝う時の注意点

内申点を上げたい時、保護者が全部管理しようとすると、子どもが動かなくなることがあります。親がやるべきことは、代わりに提出物を作ることではなく、抜け漏れを見える形にすることです。

おすすめは、週に1回だけ次の3つを確認することです。

  • 今週の提出物は何か
  • 小テストはいつあるか
  • 困っている教科はどれか

責める言い方ではなく、「今週どれを先に終わらせる?」と順番を決める声かけにしましょう。

千葉県の公立高校入試で内申点がどのように関わるかは、こちらで詳しく整理しています。

よくある質問

定期テストの点数が上がれば内申点も必ず上がりますか?

上がりやすくはなりますが、必ずではありません。提出物、小テスト、授業中の取り組み、実技教科の評価も関わります。テストだけでなく、日頃の評価物を落とさないことが大切です。

評定3から4に上げるには何点くらい必要ですか?

学校や平均点、観点別評価によって異なります。まずは平均点を安定して超えること、提出物を期限内に出すこと、小テストを落とさないことを目標にしましょう。

授業中に発表が苦手な子は不利ですか?

発表だけで評価が決まるわけではありません。顔を上げて聞く、ノートに補足を書く、ペアワークで役割を持つ、質問するなど、参加していることが伝わる行動を増やしましょう。

実技4教科はどれくらい大事ですか?

とても大事です。高校受験では9教科の評定が見られるため、実技4教科を後回しにすると合計内申で差がつくことがあります。作品、レポート、授業中の取り組みを丁寧にしましょう。

参考資料

  • 文部科学省「教育課程の実施と学習評価」
  • Zimmerman, B. J. “Self-Regulated Learning and Academic Achievement: An Overview.” Educational Psychologist, 1990.
  • Zimmerman, B. J. and Martinez-Pons, M. “Development of a Structured Interview for Assessing Student Use of Self-Regulated Learning Strategies.” American Educational Research Journal, 1986.
  • Zajonc, R. B. “Attitudinal Effects of Mere Exposure.” Journal of Personality and Social Psychology, 1968.
  • Thorndike, E. L. “A Constant Error in Psychological Ratings.” Journal of Applied Psychology, 1920.

まとめ

中学生の内申点を上げるには、定期テストだけを頑張るのではなく、提出物、授業態度、小テスト、実技4教科まで整える必要があります。

まずは「期限内提出」「平均点超え」「小テストを落とさない」の3つから始めましょう。評定3から4を目指すなら、特別な裏技より、落としている評価を減らす方が現実的です。

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