本屋さんの「自己啓発本」の勉強コーナーによく置かれているのが、「記憶」に関する書籍がたくさんあります。その多くの書籍でも、紹介されているのが、「分散学習」です。では、「分散学習」とはどんな勉強方法なのでしょうか?
親がいう「毎日少しずつ」の口癖は正しかった⁈
成績UPラボでは、これまでにも、暗記に関する記事を書いてきました。例えば、「テスト前に使っておきたい『絶対忘れない暗記術』」では、3つの忘れないためのコツをご紹介しました。詳細は、下記のリンクからご覧ください。
これ以外にも、今回ご紹介する「分散学習」は、かなり効果的な勉強方法で、筆者も学生時代だけでなく、社会人で就職してから、「資格の勉強」や「大事なプレゼンや営業の時のカンペの暗記」にも使いました。では、その「分散学習」とは、いったいどういった勉強方法なのでしょうか?
よく親が、「毎日少しずつでいいから勉強しなさい」とよく言いますが、これは、実は理にかなっています。もう少し具体的に言うと、勉強した内容をすぐに復習するよりも、1時間や1日といったように、少し間を空けて、少しの時間だけでも、コツコツと思い出して、覚え直すほうが、より定着率が良いのだそうです。
1897年にオーストリア出身の心理学者アドルフ・ヨストは、「新しく学んだものよりも、それ以前に学んだ古い情報を復習する価値の方が高い」と言う発表を行いました。と言うことは、勉強してすぐに復習するよりも、少し時間を置いて復習する方が良いと言うことになります。
また、その後の研究でも、分散学習が果たして、学校生活や日常生活に役立つのかを研究する学者が増えていきました。ぜひ、暗記は、一日で完結させずに、毎日、古い情報を思い起こすようにして復習するようにしましょう。