成績UPラボは、生徒の成績UPを第一の使命と考えています。授業で工夫したことや特に注力した問題などを通塾されていない生徒様や保護者様にも共有したいと思い、「成績UPストーリー」をご紹介します!今回は、これまでの算数のテストでは、70点台〜80点台が多かった小学6年生の生徒さんの成績UPストーリーです。
成績UP
【これまで】
学校の算数テスト:平均70〜80点台
【今回のテスト】
見事、100点満点
入塾前の状況
入塾前のご面談では、小学5年生になって、理解が難しい問題が多く、なかなか以前のように、テストが高得点にならず、少しずつ焦りを感じ始めて、お問い合わせいただき、「面談→体験授業→ご入塾」していただきました。
面談時の学習状況やこれまでの習い事のヒアリングでは、「真面目で、コツコツと努力できる」ことが確認でき、体験授業でも、黙々と問題をこなしつつも、思い出せない内容をよく思い出そうとしていることがわかっていました。しかし、わからない問題に出くわすと、なかなか踏ん切りをつけて、前に進めないという「真面目な子」に多い特徴があったので、使用するテキストは慎重に選択する必要があると感じていました。
① 真面目で、コツコツと進めることができるので、宿題もしっかりとやってこれそう
② 「真面目な子」だからこその「完璧主義」が垣間見えたため、テキストの難易度は要検討
入塾後の取り組み
それでは、この生徒さんに行った取り組みについて、「テキスト選定」、「授業の進め方」、「復習・確認方法」の3点をご紹介します。
テキスト選定
来年は、公立中学に進学を控えているということもあり、難易度は控えめのテキストを検討するようにしました。そのため、弊塾の小学生の多くの生徒さんにご利用いただいております「小学ワーク」というテキストを初回の授業で使用しました。
使用目的:難易度は控えめで、問題数も標準的なため、理解が早ければ、順調に進めることができるため、自信の創出に繋がると考えました。また、年度の終わりには、4〜5年生の内容の復習も想定したかったということもあり、このテキストは、学校よりも少しペース早めで進めていこうと検討してしていた。
進捗:初回の授業で、全ての問題を解答し、なんと単元全ての「6ページ」を修了しました。そのため、本人も物足りなさを感じたのか、もう一段階、難易度が上がる問題集(「小学コア」)を試しに使用したいということで、それを使用することにしました。しかし、難易度が上がり、「小学ワーク」の時の正答率は、約85〜90%程度だったのに対して、「小学コア」は、60%程度だったため、モチベーションの維持を考えて、小学ワークに戻す決断をしました。それは、下記に記載している「成績UPラボのルール」にも当てはまりますので、戻す決断をしました。
使用するテキストや問題集の正答率は、80%(±10%)前後のものとする方針
授業の進め方
弊塾では、思い出せたり、すぐ解答できる問題(このページで言うと、左側の「例題」の括弧に埋める問題)については、書かさずに、口頭で答えるようにさせています。その最大のメリットは、時間効率です。わかる問題を授業中に書き、その書いている時間を講師が待つのは、時間のロスが大きいので、見てわかる問題は、授業中では、口頭で解答させるようにしています。もちろん、記入していないので、この部分は思い出すことができたのかの確認も込めて、宿題で出します。
このテキストでは、大問ごとに丸つけをしていますが、計算問題などの問題数が多い場合は、奇数問題のみの解答とし、1問あたり45秒〜1分ペースで制限時間を設けて、問題に取り組ませるようにしています。ただし、その際、最大でも解答する問題数は、4〜7問程度を目安としています。
復習・確認方法
この生徒さんの宿題は、復習を目的としています。というよりも、弊塾では、原則、宿題は、「復習」を中心としています。また、宿題にも「ルール」を決めています。それは、授業の「1日後」と「3日後」には、必ず、その宿題を実施するか目を通すように指導しています。この生徒さんも同様の取り組みを行うようにしています。
また、宿題だけでなく、授業時にも、以前学習した内容を確認するようにしています。例えば、前々回の授業で行った問題(特に、その時の授業で不正解だった問題)を出題し、解き方を思い出して、使いこなすことができるのかを確認しました。そして、この「小学ワーク」に付属されている「確認テスト」を使って、毎ページ終了ごとに、確認するようにしていました。
このように、常に、以前の学習内容を確認するようにしたことで、常に、問われるかもしれないと心構えるようになりました。
算数のテストで満点取れたポイント
- 正答率が約85%程度のテキストを使うことで、モチベーションの維持を可能にした
- 授業時に解く問題数は、抑えて、なるべく1回の授業で、様々なバリュエーションの問題に触れるようにした
- 口頭で答えられる問題は書かないことで、時間効率UP
- 宿題は復習メイン、以前学習した内容は、常に、意識させるために、不意に質問するようにする
- 宿題は、授業の翌日と3日後は、必ず行うようにする。(定着を図る *エビングハウス忘却曲線参考)