今回は、定期テスト前に使える、「暗記方法」をご紹介します!
覚えたものを定着させるために必要なたった2つとは⁈
みなさん、テスト前に、遊ぶ時間や寝る時間を我慢して、一生懸命、暗記モノを覚えようとしているんじゃないでしょうか?そんな時に、意識したい2つのことをご紹介します!それは、
- タイミングに注意して、暗記したものを復習する
- ただ読んで覚えるより、「思い出す」ことで、圧倒的な暗記定着に繋がる
この二つは、実際に海外の大学の論文でも証明されているので、もう少し詳しく見ていきましょう!
エビングハウス忘却曲線を効率よく活用⁈
先ほど、「タイミングに注意して、暗記したものを復習する」ことが、大切とお話しましたが、そのベースになっているのが、エビングハウス忘却曲線です。
(wikipedia:忘却曲線)
エビングハウス忘却曲線とは、心理学者のエルマン・エビングハウスによって提唱されました。これは、人間の記憶の定着度合いを示しています。
- 20分後:42%忘れる
- 60分後:56%忘れる
- 9時間後:64%忘れる
- 1日後:67%忘れる
- 2日後:72%忘れる
- 6日後:75%忘れる
- 31日後:79%忘れる
上記のように、人間が忘れるペースが記載されています。ただし、上記の図の緑色の曲線で表されているのが、左から順に、復習した順に忘れるペースがなだらかになっていることが表されています。要するに、一度勉強するだけでなく、複数回こまめに「見直す」ということが大切だということです。
では、どのタイミングで見直すのがいいのでしょうか?それが、「タイミングに注意して」復習するということです!ここで、カナダのウォータールー大学である研究結果が出ました。それは、下記のタイミングで復習すると暗記が定着するということです!
- 最初に覚えてから24時間以内に、10分間の復習すると暗記率は、100%まで回復する
- 次の復習のタイミングは、1週間以内に5分の復習で、暗記が回復する
- 次に、1ヶ月以内に2〜4分の復習で、暗記が回復する
要するに、1日以内(10分間)、1週間以内(5分)、1ヶ月以内(2〜4分)の復習頻度で、暗記を回復させることができるというのです!これなら負担なく復習できますよね。
大事なのは、「覚える」ことではなく、『思い出す』こと⁈
2006年に、ワシントン大学の2人の認知心理学者が出した論文には、覚えようとするものを書き出したり、見たりする以上に、頭の中から、情報を引き出そうとすることの方が、記憶を強化することができると提唱しています。実は、もう一つ「思い出す」には、重要なポイントがあります。それは、エビングハウス忘却曲線でも表されていましたが、「忘却」を遅らせることができるとされています。
一生懸命「覚える」のではなく、「思い出そう」とする行為が、記憶を強化し、忘却を遅らせることができるということは、非常に重要なポイントなので、テスト前に実践することをおすすめします!
この手法をベースに、学習塾成績UPラボでは、効率の良い「暗記法」で、勉強のやり方指導を行っていきます。ご興味ある方は、下記のお問い合わせまで、ご連絡ください。
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