夏休み明けの実力テストは、宿題を提出できたかではなく、1学期までの穴をどれだけ戻せたかが点数に出ます。残り2週間なら、全範囲を完璧にしようとせず、英語・数学・理社暗記の優先順位を決めることが先です。
先に結論
- 最初の3日は、宿題の残りではなく「解けない単元の仕分け」に使う。
- 数学は計算・方程式・関数、英語は単語・不規則動詞・文法を優先する。
- 直前3日は新しい教材を増やさず、間違えた問題だけを解き直す。
塾でよくある相談:宿題は終わったのに点が落ちる
夏休み明けの週、塾で中2の生徒が『宿題は全部出したのに、実力テストが不安です』と相談してくることがあります。ノートを見ると、宿題はきれいに終わっています。でも数学の一次関数で途中式が止まり、英語は不規則動詞の過去形が抜けていました。
このケースで必要なのは、さらに宿題を増やすことではありません。宿題を『提出物』ではなく『どこを落としているかを見つける診断』として見直すことです。2週間しかないなら、できる問題をもう一度きれいに解くより、テストで落とす可能性が高い問題に時間を使います。
2週間前に最初にやること
まず、夏休みの宿題、学校ワーク、1学期の定期テスト、模試や小テストを机に出します。やることを増やす前に、どこが点数に直結しそうかを見える化します。
この時点で大切なのは、苦手科目を気合いで長時間やることではありません。英語なら単語と文法、数学なら計算と関数、理社なら頻出語句と資料問題というように、短期間で戻せる部分から始めます。
- 宿題で間違えた問題に印を付ける
- 1学期のテストで落とした単元を3つに絞る
- 英語・数学を先に、理社暗記は後半へ回す
- 新しい問題集を買う前に、学校ワークのバツを戻す
14日間の進め方
| 期間 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 14〜11日前 | 宿題・ワークのバツを仕分ける | 点を落とす単元を見つける |
| 10〜7日前 | 英数のバツ問題を解き直す | 本番で似た問題を解ける状態にする |
| 6〜4日前 | 理社の用語・資料問題を固める | 短期で取り戻しやすい点を拾う |
| 3〜1日前 | 解き直しだけに絞る | 新しい穴を増やさない |
教科別の優先順位
数学は、計算、方程式、比例・反比例、一次関数を優先します。実力テストでは、前学年の計算が崩れると後半の問題まで連鎖して落としやすくなります。
英語は、単語、熟語、不規則動詞、基本文法を先に戻します。長文だけを読むより、文法の型を短く確認した方が点に戻りやすい生徒も多いです。
理科と社会は、用語暗記だけで終わらせず、グラフ、資料、実験結果、地図、年表を使った問題を1日1セット入れます。
親が見るべきポイント
親が毎日確認するのは、勉強時間よりも『バツが減っているか』です。机に向かっている時間が長くても、できる問題だけを写している場合は点数につながりにくくなります。
声かけは『何時間やった?』より、『昨日できなかった問題で、今日できるようになったものはどれ?』の方が具体的です。
あわせて読みたい記事
家庭だけで計画が崩れるときは
今の学年、苦手教科、テストまでの期限を整理すると、何から直すか決めやすくなります。
よくある質問
夏休み明け実力テストは何日前から始めるべきですか?
理想は夏休み全体で進めることですが、残り2週間でも仕分け、英数の解き直し、理社暗記、直前確認に分ければ立て直せます。
宿題が終わっていれば実力テスト対策になりますか?
提出物として終わっただけでは不十分です。間違えた問題を解き直し、似た問題を自力で解けるか確認する必要があります。
参考情報
コメント