いよいよ夏休みも終盤になり、学習塾成績UPラボに通塾している生徒さんが通う「幕張西中」や「幕張本郷中」、「打瀬中」などの千葉市内の中学校では、前期の期末試験が近くなってきました。そこで今回は、そんな定期テストを控えた千葉市内の中学生におすすめする科学的な勉強方法をご紹介します!
暗記するには、「覚える」よりも「思い出す」
該当教科:英単語、漢字、社会、理科 など暗記を要する教科
暗記するには、一生懸命に「覚える」ことよりも「間違えても良いので、思い出す」ことが非常に大切です。もう少し言い方を変えて見ると、「インプット<アウトプット」の比率で勉強することです。
成績UPラボでは、入塾前の面談で、あるテストをします。それは、「2つの数字(5桁と7桁)」をいかに早く覚えることができるのかを考えてもらうためのテストです。このテストは、これまでに何千回と様々な生徒に実施してきました。そのテストの概要は下記の通りです。
【テスト概要】
2つの数字:「48163」と「9318047」
インプット時間:30秒
1回目では、自由に覚えさせる。2回目は、「①不完全に覚えている状態でいいので、思い出すことに比重を置いたグループ」と「②自由に覚えさせたグループ」に分けて行いました。
【テスト結果】
1回目:2つの数字を完璧に覚えている割合は、4%(100人中4人程度)でした。1回目で、完璧に覚えていた生徒の暗記の仕方のほとんどが、思い出すことを中心に行っていました。
2回目:「①不完全に覚えている状態でいいので、思い出すことに比重を置いたグループ」では、完璧に覚えられた割合は、約71%でした。その一方で、「②自由に覚えさせたグループ」だと、約13.3%でした。
上記の結果から、思い出すことをメインで暗記することで、覚えられる確率が上がるということがわかります。このように、テスト前に一生懸命覚えないといけない内容と睨めっこするよりも頭の中で、答えを思い出そうとすることが重要だということです。
特に、成績UPラボでは、「インプット:アウトプット=3:7」の割合で行うことを基準として暗記するようにしてもらっています。次週などで、暗記する場合は、ぜひ、この黄金比を活用してみてください。
分散学習が記憶や解き方の定着率をUP
そもそも「分散学習」とは、テキストや教材のように習った順に配置されている問題を解答するのではなく、習った順に関係なくバラバラに問題が配置されている「まとめ問題」や「章末問題」にあたる問題を解いたり、ランダムにテスト範囲のページの問題を解くようにしたりすることです。
実際、習った順に配置されている問題を解くことができるのに、様々な問題がバラバラに配置されている定期テストでは得点できない生徒も数多くいます。その課題も、様々な問題をランダムに勉強する分散学習で解決の糸口を見つけられるかもしれません。
睡眠も重要な勉強
睡眠は、暗記の定着にとって、非常に重要です。また、睡眠時間が少ない場合は、自己コントロールが働きづらくなり、勉強するのにも腰が重くなったり、自分で決めた約束を自分で守れないということにも繋がりますので、睡眠は、勉強にとって非常に重要です。
他にも、多くのテスト勉強に生かせる科学的なアプローチはありますが、少なくとも、上記の3つは誰でも、「意識だけで変えることができる」ので、テスト勉強に使ってみてください。
テスト勉強が捗っていなかったり、勉強の仕方がわからなかったり、勉強の計画が立てられない場合は、成績UPラボでは、通塾生でなくても受講することができる「テスト対策講座」という特別授業を実施していますので、ご興味がある方は、下記のページをクリックしてください!